
本マグロの目利きと美味しい食べ方 完全ガイド|赤身・中トロ・大トロの違いを徹底解説
保存版
部位ごとの楽しみ方
「とりあえず中トロで」——メニューを見て、なんとなくそう頼んでいませんか。
実はマグロは、部位によって脂ののり方も食感もまったく違う魚です。
1本のマグロから取れる部位は、大きく分けて赤身・中トロ・大トロの3つ。それぞれ味わいの方向性が異なるため、部位を知っているかどうかで、注文の満足度は大きく変わります。この記事では、部位ごとの違いから、美味しいマグロの見分け方、刺身以外の楽しみ方まで解説します。
結論:マグロは「脂ののり方」で3つの部位に分かれる
先に結論からお伝えします。マグロの部位は、脂の量によって大きく3つに分類されます。
- ✓赤身:脂が少なく、鉄分由来の力強い旨味が特徴
- ✓中トロ:赤身と大トロの中間。旨味と脂のバランスが取れた部位
- ✓大トロ:最も脂がのった部分。とろけるような食感が魅力
この3つは、マグロの体のどの部分から取れるかによって決まります。一般に、腹側(腹身)は脂がのりやすく、背側(背身)は赤身になりやすい傾向があります。以下、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

部位別の違い一覧|赤身・中トロ・大トロ
1赤身|鉄分由来の力強い旨味
脂肪分が少なく、たんぱく質とうまみ成分(イノシン酸)がしっかり感じられる部位です。さっぱりとした後味で、マグロ本来の魚らしい味わいを楽しみたい方におすすめです。漬けにしても身が締まって美味しくいただけます。
2中トロ|旨味と脂のバランスが取れた黄金の部位
赤身の旨味と大トロの脂、両方の魅力を併せ持つ部位です。脂が強すぎないため、刺身はもちろん、炙りにすることで香ばしさと脂の甘みが引き立ちます。初めてマグロの部位を食べ比べるなら、まず中トロから試すのがおすすめです。
3大トロ|とろける食感と濃厚な脂
腹身の中でも特に脂がのった部分で、口に入れた瞬間にとろけるような食感が特徴です。脂の甘みが強いため、わさび醤油だけでなく、塩や炙りで脂を軽やかにする食べ方も好まれます。
| 部位 | 脂の量 | おすすめの食べ方 | 合う日本酒の目安 |
|---|---|---|---|
| 赤身 | 少ない | 刺身・漬け | すっきりとした純米酒・吟醸酒 |
| 中トロ | 中程度 | 刺身・炙り | 旨味のしっかりした純米酒 |
| 大トロ | 多い | 刺身・炙り・塩 | キレのある辛口の本醸造酒 |
※日本酒とのペアリングの理論について詳しくは、「日本酒に合う肴・お通しの楽しみ方」の記事もあわせてご覧ください。
マグロを一匹まるごと楽しむ|刺身以外の食べ方
マグロの魅力は、赤身・中トロ・大トロの刺身だけではありません。一匹のマグロには、部位ごとに違った表情を見せる楽しみ方があります。
- ✓カマ焼き:マグロのエラの下にある部位で、脂がのりながらも身がしっかりしており、焼くことで香ばしさが引き立ちます
- ✓テールステーキ:尾に近い部位で、赤身に近い食感ながら程よく脂も感じられ、肉肉しい噛みごたえが楽しめます
- ✓鉄火巻き:赤身を使った巻き寿司は、〆の一品として定番。酢飯との相性も良く、コースの締めくくりにぴったりです
刺身で赤身・中トロ・大トロを食べ比べたあとは、ぜひ焼き物や巻き寿司でも違った角度からマグロを楽しんでみてください。
美味しいマグロの見分け方|目利きの4つのポイント
お店でマグロを選ぶとき、あるいは鮮魚店で購入するときに役立つ、目利きの基本を紹介します。
- ✓色つやが良く、透明感がある:赤身は鮮やかな赤色、トロは白っぽい霜降りに透明感があるものが新鮮です
- ✓筋目がまっすぐで美しい:繊維の筋が整っているものは、身が締まっている証拠です
- ✓ドリップ(汁気)が少ない:パックの中に赤い汁が多く出ているものは、鮮度が落ちている可能性があります
- ✓霜降りの入り方が均一:中トロ・大トロは、脂の筋(霜降り)が細かく均一に入っているものほど上質とされます

これらのポイントは、実際にお店で提供されるマグロの品質を見る目を養う上でも役立ちます。信頼できる仕入れルートを持つ専門店では、こうした目利きの手間をプロが担ってくれるのも安心材料です。
当店のマグロへのこだわり
当グループでは、店舗によって仕入れ先の市場が異なり、それぞれの土地ならではの新鮮なマグロをお楽しみいただけます。
吟醸マグロ
豊洲市場から直送される本マグロを使用。
数量限定の中落ちや、本マグロの白子・マグロホホ・マグロハラモを使用した燻製三種盛りなどマグロにこだわりがある当店だからこそ味わえるメニューも取り揃えています。
日本酒の飲み比べができるセルフ利き酒コースとあわせて、赤身から大トロまで楽しめます。
対象店舗:金山店・品川店・武蔵小杉店・豊田店・京都四条高倉店・名古屋ルーセントタワー店
※店舗や時期によって提供しているメニューが異なる場合がございます。詳細は各店舗のHPをご確認ください。
光蔵(十八代光蔵 栄本店/マグロ日本酒光蔵 名駅店)
柳橋市場から毎朝仕入れる新鮮な本マグロを使用。刺身はもちろん、カマ焼き・テールステーキ・上鉄火巻きまで、一匹を余すことなく味わえます。日本酒は100銘柄以上のセルフ飲み放題「利き酒プラン」(60分1,870円〜)でお楽しみいただけます。
対象店舗:栄本店(栄駅徒歩1分)・名駅店

「赤身・中トロ・大トロを一度に食べ比べたい」という方には、刺身の盛り合わせがおすすめです。ご注文の際にスタッフへお声がけいただければ、その日のおすすめの部位や、合わせる日本酒もご案内いたします。

よくある質問
Q. 中トロと大トロ、どちらが高級ですか?
A. 一般的には、脂ののりが最も強い大トロの方が希少で価格も高くなる傾向があります。ただし美味しさの優劣ではなく、脂の量による味の方向性の違いなので、好みに応じて選ぶのが一番です。
Q. 赤身は大トロより味が劣るのですか?
A. いいえ、優劣ではなく方向性の違いです。赤身は脂の少なさゆえに、マグロ本来の力強い旨味をダイレクトに感じられる部位で、通の方ほど赤身を好むケースも多くあります。
Q. マグロの部位はメニューにどう書かれていることが多いですか?
A. 「赤身」「中トロ」「大トロ」とそのまま表記されることが多いですが、店によっては「トロ」とだけ書かれ、中トロ・大トロが区別されていない場合もあります。気になる場合は、ご注文の際にスタッフへ確認するのが確実です。
部位を知ると、マグロはもっと美味しくなる
この記事でお伝えしたことを改めて整理します。
- ✓部位は脂ののり方で3つに分かれる ――赤身・中トロ・大トロ、それぞれ味の方向性が違う
- ✓刺身以外にも楽しみ方がある ――カマ焼き・テールステーキ・鉄火巻きなど一匹をまるごと味わえる
- ✓目利きのポイントは4つ ――色つや・筋目・ドリップ・霜降りの均一さ
- ✓迷ったら食べ比べ ――刺身の盛り合わせで、部位ごとの違いを一度に体感できる
部位ごとの違いを知っておくと、注文するときの楽しみ方がぐっと広がります。次回のご来店では、ぜひ赤身から大トロまで食べ比べて、お好みの部位を見つけてみてください。